いつもこの時期になるとマスコミに取り上げられる。
それは退院した日であったと思う。
やけに救急車やヘリコプターのプロペラが回転する音が聞こえていた。
退院しても左右の目の焦点が合わずにTVをつけることもなく部屋の片隅に居た。
暫くたってTVをつけると悲惨な事故が近くで発生していた。
その電車には余り乗らないが、寝過ごす場合手前の駅で乗り換えずに乗ることがある。
もどる時にそこを通りかかるが、そこのカーブはきつく、スピードを上げると怖く感じたことを覚えている。専門家であればいつか脱線事故が起こると思うのではないか。
電車を運行しているのは大会社であるから、そのような事はわかって安全対策をされていると思って誰も指摘しなかったのではないか。もっと安全対策が遅れている時代や小さな会社であれば、このような事故は発生しなかったのではないだろうか。それとも危険性を誰か指摘したのではないか。この線路は何を基準に認可されたのであろう。きついカーブであり、その危険性を認識していたのであろう。この危険性の除去が運転手の技量に委ねられていたのだろうと想像する。(私見です。)
その後、左右の目で見ているものが違うので眼帯をつけ、毎日TVを見ていた。
左右の目の焦点が違うのはいつの間にか直った。
時々問題のマンション近くを通りかかる。いつもJRの人が警備員のように立っている。あれから五年たつがまだ立っているのであろうか。命を奪われた人の身内が癒される事はないであろう。合掌。